雨の日の活用術:天気を味方にするお手入れのメリット①
〈自然の力で汚れがふやけている〉
雨の日は、湿度と雨水によって外壁にこびりついた砂埃や排気ガス汚れが、時間をかけてじわじわと
ふやけた状態になっています。
晴れた日に乾いた汚れを落とすには、まず水で濡らす工程が必要ですが、雨の日ならその手間が省ける
だけでなく、汚れが浮きやすいため、軽いブラッシンングだけで驚くほどスムーズに汚れが落ちます。
外壁掃除において最も避けたいのは、洗剤が壁の上で乾いてしまうことです。
一度乾いて固まった洗剤成分は、水だけではなかなか落ちず、頑固なシミとなって残ってしまいます。
広い面を一度に洗おうとせず、1~2メートル四方ずつ洗っては流すを繰り返すのが失敗しないコツ。
天候と時間、そして作業のペースをコントロールすることが、お住まいに余計な負担をかけず、
本来の輝きを取り戻すための最大のポイントです。
朝の涼しい時間帯なら、壁面の湿度が上がっていないため、
洗剤の成分をゆっくりと汚れに浸透させることができます。
お昼に向かって気温が上がる前に、洗いからすすぎまでを終えておくと、
自然乾燥の過程でムラが出にくく、最も美しく仕上がります。
午後に作業をする場合は、日が傾き始めて壁の熱が引いた夕方が狙い目です。
理想は曇り空の、風が穏やかな日です。
意外かもしれませんが、お掃除に最適なのは絶好の快晴よりも、日差しが和らいだ曇りの日です。
直射日光が強いと、流した水や洗剤が壁の熱ですぐに蒸発してしまい、拭き取る前に水垢や洗剤シミとして
焼き付いてしまうからです。
また、風が強い日は舞い上がった砂埃が濡れた壁に再付着しやすいため、穏やかな天候の日を選びましょう。
市販の協力な薬品は建物を変色させるリスクがあります。
カビ取り剤なら落ちるかも、と安易に塩素系の強い薬品を外壁に使うのは禁物です。
外壁材やサッシの金属部分と反応して、取り返しのつかない変色や腐食を引き起こす恐れがあります。
また、薬品の成分が壁に残ってしまうと、それが紫外線の影響で焼き付き、
拭き取れないシミとなって残ることも。
専門知識なしに強い薬剤を使いこなすのは、住まいにとって非常にリスクが高い行為なのです。